MRさん

現役の製薬企業のMRが「MRの仕事内容・転職・スキルアップ・副業」について気が向いたときに書きます。

【就職・転職】製薬会社(MR)と医療機器会社の違いについて

f:id:ts1988421:20190804230456j:plain

 医療業界への転職・就職を考えている方に向けて、製薬会社(MR)と医療機器会社の違いについて、それぞれの仕事内容、メリット、デメリットなどを紹介します。

私自身はMRとして約10年間で二つの会社を経験しました。また、転職時には医療機器会社も検討し、実際に面接も何社かを受けました。

同じ医療業界でも仕事内容は違いますが、共通する部分も多いのでMRから医療機器に転職する人、またその逆も多くいます

 

【転職・就職】製薬会社(MR)と医療機器会社の違い

製薬会社(MR)の仕事内容

 製薬会社MRはどのような仕事をするのか。

過去の記事で書いていますので詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください

www.mr-job.info

 医師に対して医療用医薬品を適切に使用して頂くための情報提供を行うのが主な仕事です。販売ではなく、情報提供と言います

値段の交渉や配達など、販売には代理店のMSという方が直接関わります。

ドラッグストアで誰でも入手が出来る「一般医薬品」と違い、処方箋が必要な「医療用医薬品」に関する情報提供を行うということで、高度な医療知識が求められます。

病院や開業医、代理店などを訪問・面会し、自社医薬品が多くの患者さんに適正使用されるように促します。キレイに言ってもノルマは当然ありますので営業職と考えて下さい。

基本的には「みなし労働制」ですので、労働時間は長いです。

しかし、年々どこの会社も「働き方改革」の効果を受けながら、従来の問題点である長時間労働は改善されている傾向にあります。

大企業ほどキチンと休みを取得させているように思います。

 

MRの仕事内容は、扱う製品が違うというだけで、どこの会社でもほとんど同じです。

  1. 8時~ 代理店(開業医担当は多く、病院担当は少ない)
  2. 9、10時~ 会社で内勤
  3. 11時~19、20時 得意先に訪問
  4. 19、20時 会社で内勤 or 直帰

ざっとこんな感じで働きます。

外勤がほとんどですので、日によっては会社に一度も帰らないこともよくあります。

その他、講演会医療機関のイベントに出席することもありますので、土日が潰れることも会社によっては多々あります。

 

ひと昔前は、プロパーと呼ばれ、接待ゴルフ、飲み会が頻回に行われていましたが、昨今ではかなり少なくなっています。

 

医療機器会社の仕事内容

医療機器メーカーの仕事は、自社医療機器の「営業・販売・メンテナンス」が基本となります。

MRと大きく違うところは、販売にあたって価格交渉に関わることができるという点です。もちろん代理店とも共闘することはありますが、価格(仕入れ価格)についての裁量権を持っている場合が多いです。

*正直この辺りは実際に仕事をしていないので不明瞭です。

 

扱う機器によって仕事のスタイルが違います。

例えば、検査機器であれば、営業・販売のほか、メンテナンスや備品のチェックも行います。

内視鏡ロボットのメーカーは、緊急性が高い医療で用いられることが多いため、急な呼び出しをされるケースが多いと聞きます。

 

MRと違い長時間労働の傾向は少ないように思います。

【良い面】製薬会社MR

f:id:ts1988421:20190812223003j:plain

  1. 何と言っても高収入
  2. 患者さん・医者の役に立てる
  3. マナーが磨かれる
  4. プレゼンテーションスキルが身に付く
  5. 業界内の転職が容易
  6. 成績次第でサボれる
  7. 趣味を生かすことができる

やはり、MRが他の業種と比べて1番によい面は収入の高さです。

新卒でも大手であれば20万後半はもらえます。

労働時間の長さ、ストレスの多さに耐えることができれば最強クラスの業界です。

 

【良い面】医療機器会社

  1. そこそこ高収入(メーカーによってはMR以上)
  2. 患者さん・医者の役に立てる
  3. MRよりも医師との面会がしやすい
  4. 接待があまりない
  5. 講演会・説明会が少ない
  6. 勤務地を選択ができるメーカーが多い
  7. MRよりは仕事が短くストレスも少ない(まわりの意見)

MRから医療機器メーカーに転職する人の多くは、もう少し自由を手に入れたい、希望の勤務地で働きたい、このどちらかが理由です。(私の周りの人間は皆そうでした。)

収入はMRと比べると相対的に100万円くらいは下がりますが、それでも高収入の部類に入ります。

【悪い面】製薬会社MR

f:id:ts1988421:20190812230050p:plain

  1. 労働時間が長い
  2. 医療現場では最底辺の地位
  3. ストレスが多い
  4. 基本的に全国転勤あり
  5. 勉強が大変(特にオンコロジー)
  6. 講演会で休日が潰れる
  7. 新薬がないとやることが無い
  8. 面会が難しい病院が増えてきている
  9. コンプライアンスが厳しい
  10. 全体的にMR数が縮小傾向

ここに書ききれないくらい思いつきましたが、とりあえずこれだけにしておきます。

MRは高収入な分、やはり大変だと感じることも多いです。

 ⇒MRが何故ストレスが多い仕事かがわかります(笑)

www.mr-job.info

【悪い面】医療機器会社

  1. MRに比べるとやや収入が低い
  2. オペ機器は緊急の呼び出しがある
  3. 緊急対応が当番制になっている
  4. 1軒あたりの売りに依存する
  5. ルート営業必須
  6. 大手志向の業界

これらすべて知人から聞いた話なのでまだまだあるかも知れません。しかし、MRから医療機器メーカーへ転職した人から収入以外の不満の声を聞いたことがありません

手術に使われる機器の場合は、緊急対応があることがつらいですね。当番にあたっている人はいつでも出動できるように、帰ってからお酒も飲めません。

 

まとめ

製薬会社MRと医療機器会社の違いにつきましていかがでしたでしょうか。

同じ医療業界でも、いろいろと記載したように仕事内容はそれぞれ全然違っています。

しかし、MRから医療機器、その逆への転職も非常に多いですし、業界内での転職は比較的容易です。

また、扱う製品によっても仕事のし易さが違ってきます。基本的には大手メーカーのほうが営業はし易いですしよい製品を揃えています。

就職・転職を考える人は、現場で働いている人やリクルーターに、現在の会社状況を必ず聞くようにしてください

 良い面と悪い面、それぞれを天秤にかけて自分に合ったメーカーを見つけて下さい。